306 自然と規律 Centro Cuisine①

Rodezを朝に後にし、電車とバスを乗り継いで4時間、Montanbanの街。
更にそこから歩いたり自転車を借りたりして2時間、ようやく目的地のNegrepelisseの村に着いた時には既に夕方になっていた。
村はとても小さく、RCRの次の作品、Centro Cuisineの城壁はすぐに見つかった。


廃墟になった古城を改修して、アートと美食の発信拠点を挿入するというもの。
El Croquisにはプロジェクト段階で載っていて、リノベーションというところにも、また挿入されるプログラムの面白さにも、
個人的にとても興味を持っていた。



古い石積みの城壁に対して、ガラスとコールテン鋼の回廊が挿入され中庭を囲っている。



Musee Soulageと同様に、スチールの門形のようなフレームが規律的なリズムを回廊にもたらしている。



ワークショップ室にはキッチンがあり、ちょうどこの日は地元の子供達参加のイベントがあったようで、内部にはパイの香りが漂っていた。


つづく