013 小琉球的生活③

島の中心的施設は港の周りにかたまっている。
郵便局、多くの民宿、そしてセブンイレブンが1つだけ。
島の何カ所かに、セブンイレブンの方向を示す看板が設置されていた。その方向に行けば、港に行けるということだ。


我々が泊まった民宿もその近辺にあった。
日本で民宿といえば、「おばあちゃんち」みたいな、部屋が畳敷きで小汚い感じを想像する。しかし、ここの民宿はお洒落だった。小規模なデザインホテルのような感じだ。

そして夕食の時間になった。
「夕食はバーベキューになります」とは言われていたが、民宿の中や近辺にそんなことをできるようなスペースは見当たらない。
ディナーコールをもらってフロントに下りると、民宿の人が「原付で出発する」と言って案内してくれた。
原付に乗って着いたのは、最初にこの島に船で着いた港だった。港の横に倉庫のようなものがあり、そこのシャッターが開かれていて(昼間はシャッターが閉まっていた)、テーブルとバーベキューコンロ、ドリンクサーバーが並べられていた。たぶん、島のいくつかの民宿で共有している場所なのだろう。
港を眺めながらバーベキューを楽しめる、そんな特等席だった。

粋なはからいだなと思いながら小琉球のよるごはんを楽しんだ。



↑なかでも美味しかったのが、この魚介と冬瓜ときのこのホイル煮。生姜と貝のダシがいい味だった。