2017-01-01から1年間の記事一覧

310 ベルギーの小さな街のアートプロジェクト Reading Between the Lines③

建築というよりは彫刻作品で小さなものだが様々な気づきがあった。 ちょうどこの作品越しに村側を見ると、背景に作品と同じシルエットの教会が見え、呼応しているように見える。 水平の鋼板が積層されているだけなので、アイレベルは透明のようになり、周囲…

309 ベルギーの小さな街のアートプロジェクト Reading Between the Lines②

列車で1時間ほど、St.Truidenという駅で降りた。 ここでバスに乗り、iPhoneマップの情報を基にBorgloonという村を目指した。 今回の目的地は施設ではなくアート作品のため、位置情報が曖昧だった。 Borgloonに着けば何か情報があるだろう、というのは甘い考…

308 ベルギーの小さな街のアートプロジェクト Reading Between the Lines①

ベルギーに行くのは初めてだった。 訪れる一週間前、首都ブリュッセルで同時テロが起きていた。 目的地は郊外の街だったが、当然ブリュッセルを起点に廻る予定だったので、パリからのタリスでブリュッセル南駅に着いたときはおっかなびっくりだった。ブリュ…

307 自然と規律 Centro Cuisine②

空間としての質は高いのだが、どこかEl Croquisで見た時の高揚感と比べるとそれを超えてこない部分があった。 理由はシンプルで、新しい要素を挿入される側の既存城壁が綺麗になりすぎているのだ。 当然地元の石材を使用しているとは思うのだが、城壁の大半…

306 自然と規律 Centro Cuisine①

Rodezを朝に後にし、電車とバスを乗り継いで4時間、Montanbanの街。 更にそこから歩いたり自転車を借りたりして2時間、ようやく目的地のNegrepelisseの村に着いた時には既に夕方になっていた。 村はとても小さく、RCRの次の作品、Centro Cuisineの城壁はすぐ…

305 黒と質感のコラボレーション Musee Soulage⑤

2枚の絵、白の中に黒の世界、黒の中に黒の世界、 黒い壁の後ろに白の部屋、そこにまたある白と黒の絵。 黒い部屋の先の白い部屋、そのまた奥には黒い部屋。 外から見た時に突き出ていたコールテン鋼の直方体の部分が白の部屋、それをつなぐ平屋の部分が黒の…

304 黒と質感のコラボレーション Musee Soulage④

10時になりようやく美術館の中に入ることができた。 もともとRCRの建築作品を見るというだけでなく、Soulageの作品を見ることもまた楽しみだった。 Soulageの作品をRCRの空間の中で鑑賞する、その贅沢さは期待を裏切らなかった。 「黒の画家」と呼ばれるSoul…

303 黒と質感のコラボレーション Musee Soulage③

まだ美術館が開かないので外観を見ることにした。 公園の逆の斜面側。 コールテン鋼の直方体ボリュームが4つ、芝生と石の斜面に突き刺さっている。 言語としてはOlotにある住宅作品のCasa Horizonteに近いが、後者の直方体小口が窓なのに対し、 ここでは完全…

302 黒と質感のコラボレーション Musee Soulage②

Rodezの中心街は小高い丘の上にあるようだった。 駅は丘の下に位置していた。 朝暮の中、かなり急勾配な坂を上らなければならなかった。 ようやく街の中心に着いた頃には太陽もだいぶ高度を上げていた。 荷物から自由になりたかったが、まだ早い時間なのか宿…

301 黒と質感のコラボレーション Musee Soulage①

2016年3月、再びヨーロッパへ。 目的は2つあった。 一つはパリのとある設計事務所への就職活動、 もう一つは前回行けなかった、もしくは前回には完成してなかった新しい建築作品のうち気になっていたものを見るために。フランスとベルギーに完成した、RCRの…

205 A l'architecture d'atmosphere

0.Introduction A quoi je veux chercher. La mariée de phénomène et activité, c'est que je cherches. J'ai visité divers des architectures et des espace, et j'ai trouvé que a quoi m'intéresse est l'espace où ces deux mariage bien.自分が目指す…