027 2011年の抱負

Y-GSAの後期最終講評会が1月14日ということで、今年はスタジオで年を越し、今日から「仕事初め」だ。
あまり正月らしいことをしていないので、せめて昨年の回顧と今年の抱負だけでも書こうと思った。


昨年1年、というよりY-GSAでの2年間は、自分にとってとても中身が濃かったし多くのものを得た期間だった。
それまで憧れでしかなかったような人たちと思いがけず容易に出会えたし、自分の考え方とか価値観とか姿勢とかに激しい影響をたくさん受けた。

特に昨年は、GA編集長の二川幸夫さん、ソニーコンピューターサイエンス研究所所長の北野宏明さん、今スタジオでお世話になっている西沢さんと、自分では不可能としか思えないことを軽々と(実際にはそこには多くの苦労があるのかもしれないが)やってのけてしまうような人たちの話を、近い距離で聞けたことが大きかった。


三者の話の要旨は共通していた。自分がその言葉を発するととたんに安っぽくなってしまうのだが、「自分の実感を持ち、それににしたがって行動する」そして「実感を持つためには、実際に自分がそれを経験する」ということだったと自分では理解している。


それから、RCR Arquitectesに接触しようとする中で、日本人の元所員さんをはじめとして、さまざまな人生のあり方を知ることができたことも大きかった。


それをうけて、今年の抱負は、やはり自分が今後どうやって生きていくのかだなと思う。
自分の目標は、仕事と日常生活で文化に触れ続ける豊かな生き方をすることで、そういう生き方をしていくためにはあらゆる手段も辞さない。国内で就職するとは限らないし、いざとなったら自分でそういう生き方のできる仕事をつくる。

まあ、今年1年でできることではないと思うが、そっちの方向に進みたいと思う。