031 Y-GSA西沢スタジオを終えて①

先日(といっても結構前のことになってしまったが)、西沢スタジオの打ち上げがあった。


この半期のスタジオは自分にとってかなり濃密なものだった。
もちろんY-GSAの4つのスタジオそれぞれが刺激的で濃密だったのだが、今回の場合、いつも考えさせられた都市と建築ということ以上に、それとは異次元のことについて深く考えさせられるスタジオだったように思う。


飯田スタジオでは地域を再編成する新しいしくみから建築を考えることを、山本スタジオでは数的情報などを現実的におさえつつ豊かな居住環境を考えることを、北山スタジオでは各種都市理論から近未来の都市像を考えることを学んだ。

西沢スタジオで考えさせられたのは、自分、についてであった。
自分の価値観、建築に対するスタンス、生き方、語り方、アウトプットの仕方。毎回のエスキスで、こうしたところにまで指摘が及んでいたのを強烈に記憶している。


「自分が本当に面白いと思っていることなら、もっと面白そうに情熱的に語るはずだ。」


エスキスの中で印象に残っている言葉だ。一見正論にも見えるが、とても刺激された言葉だった。


つづく