004 diplomaについて①

次に、早稲田での卒計について書こうと思う。
なぜなら自分なりの今現在の建築観は、この卒計と、4年生のときの研究室で学んだことが原点になっている気がするからだ。自分にとって、卒計は研究室選びから始まっていたと言っても過言ではない。

早稲田の卒計はかなり特殊で、3人一組チームで取り組まなければならない。その3人にも条件があって、必ず計画系(意匠・歴史・都市計画)と工学系(構造・環境・構法・材料)の両方を含まなければならなかったり、同じ系(意匠同士とか歴史同士とか)で原則組めなかったりする。
日本でこんな卒計をさせている学校は他にはない。(世界にもないんじゃないだろうか。)

この仕組についてとか、チームで設計したことについての意見や感想はここでは書くつもりはない。
むしろ、卒計とか、4年生で自分が得たことを書こうと思う。

続く