005 diplomaについて②

敷地は江戸川のとある中州だった。

先端部分に自動車の橋が通り、島全体は工場で埋め尽くされている。
チームのメンバーが見つけてきた敷地だったのだが、とてもインスピレーションを受けた。

島自体が「工場船」のようだと感じた。
そしてその周りを、今は工業用資材の運搬船や釣り船が絶えず通り過ぎていく。
何か、停滞した大型の「工場船」に、小型の資材運搬船などの動く要素が絶えず「部品」を運び、「船」自体が絶えず更新されていくというイメージを持った。

その時に思いついたのが「half-build」というコンセプトだった。

続く